高橋農場さん
高橋さん
今日はよろしくお願いします。
高橋さんは、ずっとお米農家さんだったんですか?
いいえ、こっちの学校卒業してから福島と栃木で10年ほどサラリーマンして、30代前半でこっちにUターンしてきました。
そうだったんですね。
ちなみに、うちから見える景色の田んぼは高橋さんの土地ですが、実際どのくらいの大きさがあるんですか?
今作っているのが「ななつぼし」と「ゆめぴりか」で、全部で25町(※約25万平方メートル)です。
この辺りの水田もどんどん大型水田になってきていて、あと数年でうちも大型になる予定です。
水田の水持ちも良くなったり、水量も一定になって、管理や作業効率が、ものすごく楽になるんです。
この景色も大きく変わってくるんですね。楽しみです(^^)
ちなみに、お米の収穫ってどんな流れなんですか?
コンバインで収穫してうちの乾燥機にいれます。
そして出荷できる水分値に押さえて、それを1tの専用の袋で出すと農協で全部品質測定してくれるんです。
それで品質が全部わかるので、それでお米の買取の値段がかわります。
え〜、買取値段も変わってしまうんですね(^^;)
そういう乾燥機械を見るだけでも、社会見学になりそうですね。
普通は見たことないと思います。
そういえば、今度新しいカントリー(大型の乾燥施設)も農協が○○億円かけて建設するんです。
うちからの出荷の仕方とかも全部変わりますが、効率もたぶん良くなると思うので、期待しています。
○○億円・・・スケールがすごい(^^)
高橋さんが、お米を作る上でこだわっている点はありますか?
お金をかけただけいいものはできるんです。
ただそうするとどうしても費用対効果が悪いので、いいものができるように調整はしていますけども、難しいですね(笑)
天気仕事なので・・・。
あと、水管理が一番大事だと思います。ただ入れればいいというわけではないので。でも、昨年はあまりにも暑いので多少品質にも影響する部分がありました。でも、品質も収量も例年より良かった。
量が取れて品質がいいということは、くず米の出る量も減るので、トータル考えればいいのができたと思います。
今後はそういうできるだけコストを抑えていいものを?
これに尽きますね。
ロシアがこれからどうなっていくのかなというのもありますが、原油の価格が上がってくると、燃料代とか直撃してきますし、それによってまた今の米価が変わってきたりすると思うんので・・・。
そんな状況で努力って難しいですね(^^;)
基本的に毎年一定の品質になるようには努力はしてるんです。
今年に関しては何かを削って変えるとか、何かを切り替えてっていうことはしてないので、前年度の流れはやっておこうと思ってます。
除草剤とか、その辺の細かなところも毎年変わってきます。
生えている雑草の種類に合わせた除草剤でないと効かないんです。
え!除草剤はもう何でも効くのかと思ったら違うんですか?
米まで効いちゃうので(笑)
なるほど・・(^^;)
そんな大変ななか、農家さんの魅力ってなんですか?
自分の判断で全部できることですかね。あと、買取値段とかは置いておいて、やっぱりやっただけ返ってくるものだとは思ってるんで。・・・自己満足って言われたらそうなんですけど。
でも「育てる」ってそういうことですよね。
大変ですけど、楽しいですよ。基本的には家の周りでの仕事が多いので、子供の顔も毎日みれますし、休みは不規則ですけど、自分次第で休もうと思ったら休めるし。
いいですね。
高橋さんのつくったお米は、お客さんがおいしいねって喜んでくれる声も結構多いので、いつも嬉しいです。
ありがとうございました。
高橋農園
高橋さん